【HOOD】ロビンフッド 収益の80%を失う可能性

SEC(米証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長は8月30日、経済誌バロンズのインタビューで、オンライン証券大手ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)のビジネスモデルとなっている「ペイメント・フォー・オーダーフロー(PFOF)」を全面禁止する方向で検討していると述べた。

PFOF(ペイメント・フォー・オーダーフロー)とは

簡単に言うと顧客の注文データを機関投資家に売ることです。

証券会社が顧客からの注文を機関投資家であるHFT(高速・高頻度取引)業者などのマーケットメーカーに回し、それと交換にリベート(報酬)を受取る仕組み。

ロビンフッドはPFOFによってリベートを受け取ることで、取引手数料を無料にしているわけですが、その金額が収益全体の80%を占めています。

ロビンフッドの2020年第2四半期決算にて、
PFOF売上は1億8000万ドル(約190億円)に達したことが、開示されました。

HFT(高速・高頻度取引)業者

・シタデル・セキュリティーズ
・サスケハナ・インターナショナル・グループ
・バーチュ・ファイナンシャル(VIRT)など

HFT業者がリベートを払ってでも個人投資家の注文という情報を欲しがるのは、そのビッグデータをAIで解析することで、個人投資家の売買動向を予測するなど、自らのアルゴリズム取引の精度を高めることができることが理由と言われています。

ロビンフッドとSECの対立

昨年、SECはロビンフッド証券の調査を行った。投資の素人にリスクの高い投資を認めていることを投資家保護の観点から問題であるとの考えに加えて、このPFOFに関する情報を過去に開示せずに顧客を欺き、取引執行の質を過大に宣伝した疑いがあるとした。

これにより、昨年12月、ロビンフッドは6,500万ドルの制裁金を支払うことでSECと和解。
ただし、ロビンフッドは不正行為を認めていない。

SECのゲンスラー委員長は、

「PFOFはマーケットメーカーに多くの利益を上げる機会を与える一方で、最終的には投資家が株式売却で得られる利益が少なくなるか、購入時により多くのお金を支払わなければならなくなる。公正で秩序ある効率的な市場への障壁になっている」と指摘。

今後数カ月以内に提案を行う可能性があるとしている。

これを受けて、ロビンフッドの株価は8月30日に6.89%安の43.64ドルと急落。
翌31日は1.56%高の44.32ドルと反発した。

安くなったら買ってもいいかと思っていたHOODですが
ペイパルの株取引サービス参入といい、この件といい踏んだり蹴ったりですね。


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