【第3回】飛び込み台へ向かう葬列? 連日の高値更新を疑え【2021.7.2】

7月1週目の株価指数・債券・為替・経済指標

今週はFOMCの常任メンバーや各地区連銀総裁たちの、テーパリングに対する発言が飛び交った一週間だったように思います。

ハト派のFOMCメンバーが、地区連銀総裁のタカ派発言を火消しするような形で、市場の織り込みを期待した茶番劇なのかもしれません。

実際に6/18のセントルイス連銀総裁の発言以降、ほとんど市場は反応しなくなりました。

株式市場はバリューとグロースの優劣がシーソーのように行ったり来たりしながらも、ナスダック、S&P500指数は先週から引き続き最高値更新、NYダウも最高値まで240ポイントと、堅調オブザ堅調といった感じ。

バーナンキ・ショック直前も連日の最高値更新だった

こちらは2012年から2014年末までのS&P500チャート

そんな全体的に堅調な時だからこそ、少し気になるネガティブ情報もぶっこんでおきましょう。

2013年5月に起こったバーナンキ・ショックです。

当時のFRB議長バーナンキさんの緩和縮小発言で世界中(主に新興国)の市場でテーパータントラムを引き起こした、この経済ショックですが

チャートを見ても分かるように、その直前までは連日の最高値更新を続けていました。

この時は4月のFOMCまで「テーパリングする時期ではない」などの発言から、楽観ムードでの上昇と考えられ、ある程度織り込まれた今の状況とは違うものの、何か嫌な感じがしませんか?

え? 下落幅が小さい? そのあとの上昇の方が気になる? ですよね!

株価指数各種・VIX

NYダウ:34,786.35(前日比+0.44%)(前週比+1.13%
ナスダック:14,639.33(前日比+0.81%)(前週比+1.91%
S&P500:4,352.34(前日比+0.75%)(前週比+1.65%
ラッセル2000:2,301.25(前日比▲0.89%)(前週比▲1.71%
俺のPF:511,901.68(前日比+0.58%)(前週比+0.97%

今週も全体的に堅調。VIX指数も15.07(前週比▲3.64%)と先週から更に落ち着いてきました。
ダウは週末のバリュー株軟調から停滞気味も最高値付近。ナス・S&P500は更に高値更新。小型株は全体的に軟調、ミーム株も今週は急落。

釣り画像に誰も釣られなかった先週の記事がコチラ

GAFA+MT

昨日はGAFA+MTはすべて上昇。

1週間で見ても大型ハイテクを中心に堅調に推移しました。

他の個別は、エヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などの半導体株が上昇。VGTですら最高値更新してたので、大型ハイテクが市場を押し上げた相場でした。

逆に不動産、エネルギー、旅行サービス、金融・銀行は低迷。

為替・ビットコイン

ドル円は111.02円(前週比+0.22%
ドルINDEX(DXY)は92.24(前週比+0.47%
ビットコイン(BTC)は今の時点で33700ドル台(▲0.1%

ドル円はADP雇用者数と失業保険申請件数の好指標で111円後半まで上昇したあと、昨日の雇用統計の失業率を受けて失望下げ。

先週まで上値抵抗線だった111円がサポートとなり下落は軽微となりました。

固そうだった週足抵抗線を上に抜けたので、目線は上向き傾向ですが、さてどうなるでしょう。為替は思い通りには動きませんからね。(定期)

ビットコインはボラの高い動きで32,000~36,000ドルあたりをウロウロ
徐々に下値を切り上げているようにも見えますが、40,000ドルを明確に超えてこない限り下目線に変更はありません。

米国短期国債・長期国債

2年債利回り:0.2376(前日比▲0.17%)(前週比—%)
10年債利回り:1.431(前日比▲0.10%)(前週比—%)

米国債10年

10年債はトレンドライン下限を這う形で小幅振幅。理想的です。
短期債も急上昇することもなく、逆イールド懸念も鎮火されました。理想的です。

この基調が続いてほしいところですが、イエレン長官の米国デフォルト情報もありますし、どうなるでしょうか。

もし米国債ショックが起これば国債は叩き売られ、金利急上昇、株価暴落となる未来です。

来週の主要な経済指標

07/05 独立記念日(7/4)の振り替えで休場

07/06 ISM非製造業景気指数 06月 予想:63.8

07/08 FOMC議事録 06月
07/08 新規失業保険申請件数 06/27 – 07/03 前回:36.4万件

昨日の雇用統計の影響は?

昨日の雇用統計
非農業部門雇用者数 予想:72.0万人 結果:85.0万人(前回55.9万人)
失業率 予想:5.7% 結果:5.9%(前回5.8%)

6/30のADP雇用者数が予想より良かったのと、7/1の新規失業者保険申請件数が下がっていたので、ある程度の雇用改善は見込んでいましたが、失業率が予想の-0.2%、前回の-0.1%と悪化。

これを受けてドル円は下に反応、株価は逆に、労働不足からくるインフレが改善される見込みが薄く、テーパリング時期が先延ばしになる可能性が高いと判断し、堅調を維持しました。

そもそも労働者が戻らないのは、コロナ渦での手厚い失業保険のおかげで、働くよりも失業保険を貰った方が収入が高く、低賃金労働者が労働市場に向かないのが原因なのですが

先月から各州で失業保険の積み増し停止を実行し、それが雇用者数では現れました。ただその時期が各州で違うので、大幅な改善までは至りませんでした。

全州で積み増し停止を完了するのが9月の予定なので、完全雇用(4.0%以下)を実現するのは、まだまだ先になりそうです。

今週のまとめ

今週はバリューとグロースが日替わりで上下しながらも、比較的堅調に推移した一週間でした。株価もドル円も上がって、先週に引き続き私の資産も最高値更新です。ありがとうございます。

FOMCメンバーのテーパリングに対する意見も出尽くした感もあり、市場は今年末から来年頭あたりと見込んでいると思います。

2013年の時よりもかなり織り込まれた感があるので、あとはパウエル議長が変な発言をしなければ、このまま安定した上昇相場になりそうです。

そういった意味では、来週7月8日のFOMC議事録が注目です。
市場に影響を与えることは言わないと思いますが、そういう時が一番危険なので。

さて、ボーナスも出たし、何か買ってみようか。


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